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レンズのキズって?

レンズ表面が不良状態となる場合は大きく分けて次の4つに区分けされます。

こすれキズ
拭き・こすれキズ
レンズの乾拭きによるキズ
ゴミのついた汚れた布で空拭きするとキズの原因となることがあります。強い力で拭く事も禁物。やさしくサンドイッチを持つような感じで拭いてください。もちろん拭く前に流水でヨゴレを洗い落とし、水気を拭き取ってから。

クラック
加熱クラック
膨張率の違いによるコートのひび割れ
一般にプラスチックレンズはレンズ素材の上にハードコート、反射防止コートなどが施されています。しかし、レンズが55℃以上に加熱されますと、反射防止コートはあまり膨張しませんが、基材とハードコートは膨張するために、反射防止コートが引っ張られひび割れが生じるものです。これが加熱クラックです。

はがれ
コートはがれ
表面のコート
深いキズやクラックなどによりレンズ表面が荒れた状態になると水分などがしみ込みやすくなります。しみ込んだ水分はコートの密着性を弱め、やがてはコートのはがれに至ることもあります。小さなはがれがさらに広がることもあります。キズやクラックの他に化粧品、汗、ヘアスプレーなどが原因となることあります。

しみ
コートのしみ
付着した薬品や洗剤などによるしみ
アルカリ性や酸性の洗剤などの化学製品・薬品、整髪料等がレンズに付着すると、コートがはがれたり、シミとなって取れなくなったりします。

資料提供:日本医用光学機器工業会

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プラスチックレンズの表面は1万分の数ミリという、非常に薄い膜で何層にも覆われています。

  1. ハードコート レンズ基材を保護するためのコート
  2. 反射防止コート レンズ表面の反射を抑えることで、チラツキを抑え鮮明な視界を得ることができる
  3. 撥水コート 水滴等が付着したとき、シミのように残る現象からレンズを保護します


メガネレンズは日常的に過酷な状況にさらされています。レンズメーカー各社は「キズのつきにくさ」をより高めた新開発の表面加工処理技術を駆使し、大切なレンズをキズや汚れからしっかり守り、いつまでも快適な視界をキープできるように努力しています。

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コートレンズを長く快適にお使いいただくために、下記の内容についてご注意いただくことをおすすめします。また、ご注意いただいていても時間の経過や不慮の取扱いで、キズやしみなどのレンズコート不良がおきることがあります。
詳しくはメガネのタニにお問い合わせいただくか、各店で配布しております、「メガネレンズ取扱説明書」をごらんください。

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